セブのタクシーを利用するときの注意
セブのタクシーは大きく分けて二種類あります。メーター付きとメーターなしです。日本のタクシーにはメーターがついていますが、セブではついていないタクシーもあります。ということは、値段があってないようなもの、という事態が発生してしまいますから、タクシーを利用するときは必ずメーターがあるかどうかを確認しましょう。また、ごくまれにメーターがついていても、使わないドライバーがいないとは言い切れないので、あらかじめメーターをちゃんと使って下さい、と言うのもお忘れなく。
ちなみに、セブのタクシーのほとんど全部がマニュアル車のため、減速するとき運転の粗い運転手さんならちょっと揺れますが、通常運転であれば危険はないのでご安心を。また、初乗りは30ペソです。
スマホやカメラを狙った犯罪
今や地図としても重宝するスマホですが、フィリピンでは高級品とあって、日本と同じ感覚で、特に人気のないような場所でスマホ片手に歩き回っていると、その道のプロがバイクに乗って近づき一瞬で盗まれてしまいます。また、カメラもセブではとても高級品ですから、首からぶら下げてそこらじゅうを歩き回ってもいけません。観光客の多い場所などであれば、突然盗まれる、ということは少ないのですが、背後からバイクでストラップを掴んで持って行ってしまうので、人気のない場所ではカメラはバッグに入れて持ち歩くようにしましょう。
通りで声を掛けてくる人には注意
道を歩いていると、観光客目当てにアイランドホッピングや観光ツアーなどのアクティビティの勧誘に出くわしますが、誘いにはのらないようにしましょう。一度「いくら?」などと反応してしまえば、しつこくまとわりついて来ることも。また、それらの誘いの多くは値段が安いのですが、参加してから現地で高額な追加料金を請求されたりと、結果的に旅行会社などのツアーよりも高くなってしまうことが多く、泣き寝入りしているケースも多くあります。少し英語が話せるようになっても、相手はさまざまな国の観光客を相手にしているプロですから、相手にしないようにしましょう。
夜の繁華街はスリに注意
夜の繁華街でも薄暗い場所はたくさんあるので、そういった場所では特に注意が必要です。物乞いやマッサージの勧誘などを装って近寄ってくるストリートチルドレンは、子どもだと思っていると、プロのスリだったりします。ひとりに物をあげれば他の子どもも寄って来て、気が付けばバッグの中のものをすべて盗まれていた、なんてケースも珍しくありません。日本の治安とはだいぶ違うので、子どもであっても警戒を怠らず、特に夜の外出ではアルコールも入っている場合もあり、注意が必要です。
フレンドリーなフィリピン人女性に注意
おもに男性を狙った女性スリの犯罪もあります。手口は、突然女性がやってきて、過剰に抱きついてきたかと思うと、気づいたときには財布がなくなっている、というものです。夜の繁華街は特にアルコールも入っているので狙われやすいので注意しましょう。
後ろのポケットに財布を入れて歩かない
海外では用心のため、一般的には多くの現金を持ち歩きませんが、セブでも同様に大金を持ち歩かないようにしましょう。また、男性によくありがちなズボンのポケットに財布を入れて歩くのも、特に繁華街となるマンゴー地区やコロンなどでは危険なので、前のポケットに入れて持ち歩くようにしましょう。
マニラなどに比べれば安全なセブ島ですが、所変われば日本とはまた違う犯罪傾向や犯罪集団がいるので、外国に行く時はその国の犯罪傾向を知って出かけることも、自分の身を守るために必要なものです。ここではセブ島での代表的な犯罪手法を紹介したので、現地で外出することがあるなら、身を守るヒントにしましょう。