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2025年夏 順天堂大学セブフィールドスタディプログラム YAMASHIN CEBU FILTER MANUFACTURING CORP.を訪問

2023年から実施しております順天堂大学セブフィールドスタディプログラムが今回で3回目の実施(実施期間:2025年8月31日~9月7日)となりました。このプログラムは、順天堂大学国際教養学部の2年生以上を対象にセブでの生活様式や問題点、SDGsなどを調査、現地学生との交流、日本法人工場見学などからなる7つのプログラムを行います。 今回、訪問させて頂いたのは2023年にも実施頂きました「YAMASHIN CEBU FILTER MANUFACTURING CORP.(以下、ヤマシンセブ)」となります。   順天堂大学国際教養学部セブフィールドスタディプログラムについて 順天堂大学国際教養学部では、1年生時に4週間のセブ留学プログラムが用意されており、自由参加にもかかわらず多数の学生が参加しています。セブフィールドスタディプログラムでは、語学留学と言う一方向でセブを捉えるのではなく、セブでは人々がどのような生活を行っているのか、貧困問題やSDGsなど直接現場に出向き、実際の問題に直面し、アクションを起こす課題提起型プログラムで、3回目の今回は2年生4名の参加となりました。 こちらはセブにあるゴミ山の様子です。当日雨は降っていなかったのですが、前日の雨であたりは水没しており、水はけも悪いのでなかなか水がひきません。その中を子供たちが遊んでいます。 こちらは水上スラムの様子です。後ろの建物と対照的に手前の建物は水上に建てられています。学生は口々に台風や高波が来たらどうするのだろう、というような疑問などが出てきて、それを住んでいる方々に直接質問していました。   こちらは一般家庭訪問です。日本で言うような一般という定義自体が難しいのですが、家族で暮らされている家庭に訪問し、一緒に食事を作り、作った食事は周りの家庭に配るという現地での交流を体験しました。   今回訪問するヤマシンフィルタとはどんな会社? 神奈川県横浜市に本社を置くヤマシンフィルタ株式会社。東証プライム(旧 東証一部)上場の会社ですが、聞いたことがある人は少ないのではないでしょうか。実は皆さんの生活に直結するものすごく重要な製品を作っている会社なのです。 ここでフィルタと言えばなにが思い浮かびますか。電気・電子回路やITでも○○フィルタという用語を見かけますし、身近なところではコーヒーをドリップするフィルタでしょうか。 ヤマシンフィルタが開発・製造・販売しているのは主に建設機械用の油圧フィルタで、世界トップシェアを誇っています。油圧フィルタは、建設機械を動かすために欠かせない部品であり、その供給が途絶えれば、多くの建設・土木現場の作業が滞るほど重要な存在です。 そんな重要な役割を果たしている会社なのです。他の取り扱い製品や企業情報についてはこちらのヤマシンフィルタHPをご覧ください。https://www.yamashin-filter.co.jp/ ではなぜセブなのでしょうか?日本の会社なので日本で製品を作っているのでは?と思う方もいると思いますが、実は早く(1989年)からグローバル化を目指してセブに進出し、今ではセブ工場の生産数が一番大きく、人数も一番多いとのことです。   場所 工場があるのは、セブ島の隣のマクタン島内のMEPZ(Mactan Export Processing Zone)といわれる経済特区エリアとなります。近隣にはマクタン・セブ国際空港や国際的な港があるので工場の立地としては非常に便利な場所になり、日本企業がなんと数十社も進出しています。   出発~到着~会社説明 公共交通機関がほとんど無いセブの朝の渋滞はひどく、朝早めの出勤をしている方が多いです。私たちも早めにセブシティのホテルを出発し45分ほどの時間をかけて、ヤマシンセブに到着しました。 秋山社長はじめ社員の皆様に出迎えを受け、さっそく工場見学の前の会社説明に入ります。 秋山社長からの説明では、ヤマシンセブの歴史だけではなく、なぜセブに工場を作ったか、どのような利点があるのか、などもご説明頂きました。日本国内の工場説明ではなかなか経験できない海外の工場見学、工場見学が初めての学生もおり、彼らの目は真剣そのものです。説明の中で興味深かったのは、やはり女性従業員の多さです。ヤマシンセブでは女性比率が60%を超えており、平均年齢は36歳とのこと。これには学生も驚いていました。   工場見学へ 一通りの説明を聞いた後、みんなでYAMASHINの帽子をかぶって工場見学に出発です。 玄関前にはヤマシンセブで製造されているフィルタが陳列されており、その隣には経営理念である「仕濾過事(ろかじにつかふる)」が社是として飾られています。 セブで漢字の社是を掲げる、と言うのは、一瞬、あれっと思いますが、働いている側からすると、この漢字にはこういう意味があって、その仕事に従事しているのだ、と印象付けられるのではないでしょうか。 フィルタが作られていく工程に興味津々です。右の写真は長い炉になっており、ここでフィルタが高温処理されています。炉なので周りはすごく熱くなっており、働いている人も大変そうです。 一言にフィルタと言っても、様々な場所・用途で使われているものなので、大小さまざまな形や作り方が何通りもあります。新しいフィルタができると、こちらの工場にも新しいラインが作られ生産されていきます。その際に働いている人を柔軟に増やしていけるというのもセブの良いところなのだと思います。 工場に入って気付くのは、人が多いところ、力仕事をしているのは男性なのですが、やはり目立つのは女性の数です。 ある部分は完全に自動化され、ある部分は職人さんのような方が作っており、この辺りの調整が難しいところだそうです。 こちらはオペレーション関連の部屋です。なんとほぼ全員が女性です。管理職の方も女性が多いとのこと。 床にテープで商品を置く位置がしっかりマーキングされています。これが無いと商品の置き方がばらばらになってしまい、無駄な作業が発生し、事故の原因になってしまいます。 先ほどのテープでの位置設定など、工場での作業を改良していくのが、KAIZEN(カイゼン)です。そうです、日本語の「改善」ですね。この言葉は世界の製造業の共通語となっていて、製造、品質、環境などからどの部分が効率化できるか、働いている方からの提案などを掲示してカイゼンを行うそうです。学生はこれらのKAIZENを見て、日本の良いところは外国でもちゃんと浸透していると言うことを肌で感じ取っていたようです。 倉庫もお見せいただきました。出荷と受け入れの両方をこちらで行っているとのことで、見学の際は、受入・出荷の倉庫は荷物で一杯になっていました。船舶や飛行機を使っており、天気や生産の増減など様々な場合に対応するために入出庫管理も非常に重要とのことでした。   現地従業員の方との質問・交流 現地従業員の方への質問と言うことで質疑応答を英語で行いました。びっくりするのは従業員の方々は英語が非常に堪能なこと。 ヤマシンフィルタでは、佐賀工場勤務の何名かが1週間ほどセブ工場での研修をするということがあり、フィールドスタディの期間とちょうど重なっていたため、日本人の方々とも交流をすることができました。ここでは、日本との働き方の違いや文化の違いなどを質問しました。また海外で働く際にやっておきたいこと、など将来につながることなども教えて頂きました。   ランチパーティー 真剣な質問の後は、ご用意してくださったランチでパーティーです。 ジュースで乾杯の後、緊張が解けたのか皆さん思い思いの事を話す時間になりました。現地従業員の方や、日本から来られていた方々もちょうど同じような年齢の方々でしたので、いろいろな話で盛り上がります。学生は自分たちの課題テーマなどの質問もしている様子でした。 最後に参加者全員で記念写真です。このような素晴らしい場をご用意して頂いたヤマシンフィルタ様、ありがとうございました。   工場見学を終えて(学生の感想) 工場見学で気付いたことセブの工場では、日本とは違い女性の方がとても多く、フィリピンでは女性が働くという特徴が出ていると感じました。また、セブと日本の文化の違いについても、言語の壁や、フィリピンタイムなどの時間にルーズな点があるのが印象的でした。   工場内は非常に清潔に保たれていました。またテープなどで四角い枠を作り、出来上がった製品をそこからはみ出さないようにしてもらうのは「カイゼン」だなと思いました。   清潔で、物の配置もしっかり決められており、しっかりした製品が作れると思う。   「Quality first, productivity follow.」が壁に書かれていたのが印象的です。また、様々なところに、3Sなどのスローガンもあったのも印象的でした。工場での作業は繊細なものが多いと思いました。   従業員インタビューの感想 自分たちが用意した質問にていねいに答えて頂きありがとうございました。セブと日本の文化の違いについて深く知る良い機会になりました。セブ工場で働く方たちにもヤマシンさんの良さについて教えて頂いたので就職活動の参考にもなりました。   フィリピンの人は英語だけでやりとりができるというのが強みだと思いました。自動車会社で働いていたが、今後電気自動車になっていくからヤマシンに転職したという話を聞いて参考になると思いました。   公式ホームページやネットからは得られないリアルな情報を聞くことが出来ました。自分の質問を日本人の方からも、現地の方からも答えて頂き、とても貴重な時間だったと感じました。   現地で働いているフィリピン人の方だけでなく、研修で来られていた日本人の方の意見も聞けてよかったです。年齢が近い人からの意見を聞けたのもよかったです。   大学での報告会 セブフィールドスタディプログラムは事前に何をするか個人目標を決め、帰国後、セブで自分たちが何をしてきたか、どのような問題があり、どのような取り組みをすれば良いのか、という個人プロジェクトや工場見学、学生交流の発表会があります。 お昼休みを利用した発表でしたが、ほとんどの席が埋まるような盛況ぶりでした。今回の経験でセブの現状や日本企業の海外進出などに触れられた彼らは強くなってくれると思います。 ...

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2024年夏 順天堂大学セブフィールドスタディプログラム 株式会社コーワ セブ工場を訪問

セブ島での工場見学・交流プログラムで株式会社コーワ様を訪問しました今年で2回目の開催となった順天堂大学国際教養学部セブフィールドスタディプログラム(実施期間:2024年9月1日~8日)。今回も現地企業訪問や学生交流などを通して文化の違い、貧困、動物愛護に関する問題に取り組みました。今回、企業訪問に際し、ご協力いただきました株式会社コーワ セブ工場(TOA KIKO CEBU CORPORATION、以下コーワ)の訪問レポートです。 順天堂大学国際教養学部セブフィールドスタディプログラムについて順天堂大学国際教養学部では、1年生時に4週間のセブ留学プログラムが用意されており、多数の学生が参加しています。一方、セブフィールドスタディプログラムでは、2年生以上の学生を対象に、文化の違い、貧困、ジェンダー問題などに関する問題に取り組み、アクションを起こす課題提起型プログラムとなっており、今回が2回目の開催となり、3年生4名の参加となりました。このようなプログラムの中で、邦人企業が色々な問題を乗り越え、実際に運営されているかを見学することが今回の企業訪問の目的となります。 今回訪問する株式会社コーワとはどんな会社?LED照明の優位性にいち早く気付き、製品を開発してきた株式会社コーワ。LEDを使用したスポットライト、ダウンライトのOEM生産を行い、特に住宅用ダウンライトの分野では国内トップレベルの市場シェアをもっています。商品の企画から設計、品質評価そして生産まですべての工程を自社で行い、生産は国内工場及びセブ工場で行っており、競争力も高い会社です。取扱製品や詳しい企業情報は、株式会社コーワ(http://www.kowa-lighting.co.jp/)をご覧ください。  工場の場所工場があるのは、2023年の企業訪問と同じくセブ島の隣のマクタン島内の経済特区エリア(MEPZ:Mactan Export Processing Zone)。高級リゾートホテルの近く、空港や港にも近く便利なエリアに位置しています。この経済特区内には日本企業がなんと数十社も進出しています。このエリアは歴史も古く、進出してすでに30年以上経過している企業も多いです。 工場見学に出発宿泊先のホテルからコーワまでは50分ほどの道のり。学生4名、教員2名が車に乗り込みコーワセブ工場に出発します。ホテルはセブシティにあり、コーワは橋を渡ったマクタン島にあります。距離にするとそれほど遠くないのですが、二つの島を結ぶ橋は2本。出発した時間帯は、ちょうどラッシュの時間帯と重なっており、何か所も渋滞ポイントがありましたが、ほぼ時間通り工場につきました。なんと工場の正門には順天堂大学の訪問歓迎のバナーが飾ってあります!旅先でJuntendoの名前を見るのはいつも嬉しいものですね。そして、車を降りると現地の方から日本語で「おはようございます」の声が。日本語でのあいさつは初めてです。 会社説明今回の訪問に関して、工場長 今関様だけでなく、日本から代表 入江様、総務部 澤様にも参加いただき、コーワ セブ工場の説明を行っていただきました。まずは会議室を使用して、入江様からコーワの事業内容やセブ進出の歴史を教えて頂きました。 セブ工場が設立されたのは1989年とのことで、設立時点の経緯は今となっては代表も詳細がわからない、とのことでしたが、日本はちょうどバブル真っ只中だったために、人件費を抑えるために進出したのではないか、というお話でした。それほどまでに進出から時間が経過しているのですが、セブ工場には設立時の社員がいらっしゃるとのこと!フィリピンでは長く勤める社員がいる会社がなかなか無い中、30数年勤務されている方がいらっしゃるのはびっくりです。また現在セブ工場で働いている方は約230名、これは日本の従業員数よりも多いそうです。 日本とセブでどのような分担をしているかの説明です。セブ工場では主に照明器具用部品の生産を担当しており、日本側の工場ではセブ工場やその他の工場から調達した部品を使って最終組み立てを行っているとのこと。当然ながら輸送時間なども考慮して製品を作ることを想定されているのですが、時には飛行機を使っての貨物輸送も行っているとのこと。現地従業員の方から、英語での会社紹介も行って頂きました。やはりこういうプレゼンテーションは外国に来ている、と言う感じがして良いですね。途中冗談なども入って、楽しいプレゼンテーションでした。コーワはSDGsへの様々な取り組みも行っており、スポーツフェスティバルも行われているとのこと。セブで揃いのユニフォームを着て運動会!楽しそうですね。 セブ工場の位置づけ照明器具を作り上げるためには、プレス、スピニング、ダイキャストなどの金属加工そして塗装等たくさんの工程が必要です。セブ工場では日本に比べて安い人件費をフルに活用することで低コストで部品が生産でき、それが市場競争力のある商品に生かされます。また、人件費の安さだけでなく、若い人口が豊富なフィリピンの特性を生かすために、フィリピンから日本の工場へも毎年十数人が交代で出向されているそうです。 工場見学一通り説明が終わった後に、いよいよ工場見学のスタートです。今回はスタート地点が製品完成部分(スポットライト)となっており、遡るように見学をするとのことです。いつもと違うパターンですね。まずは仕上げの部分から。ダウンライトやスポットライトの部品を組み立てられています。この部品が日本に出荷され、最終的な製品になるとのこと。奥で作業されている方々が製品の組み立てや検査、梱包を行っています。 こちらは製品倉庫、出荷を待つ製品が並んでいます。箱詰めされた製品が右の写真のコンテナで港や空港に運ばれるとのこと。船で運ぶか、飛行機で運ぶかは天気や納入状況などで判断しているとのこと。海外ならではですね。コンテナの左上にはバスケットゴールが見えますが、セブの工場はバスケットコートが用意されているところが多いですね。このように運動をして社員の仲が良くなるのは良いですね。 次に塗装ブースです。こちらの部屋は塗装物にゴミやホコリが付かないように隔離されています。部屋の中は明るく、窓が大きくとられた構造になっており、塗装が見やすくなっている様です。部品はハンガーにセットされ、焼付塗装を行うものもあります。ハンガーにぶら下がっている部品がどんどん機械の中に入っていきますね。ハンガーのメンテナンスも行うための部屋も用意されており、製造のメンテナンスが多岐にわたっているのがわかります。もちろんこの部分も現地の従業員の方が作業されています。 工場で使用されている水は、カルシウム分が多いため処理を行い工場で使用できるレベルにしているとのこと。水処理施設棟のそばにはヤシの木があり、「早く熟れないかなぁ」と。その他に大きなマンゴーの木もあります。マンゴーが実る時季には社員たちで取り合いになります。会社で熟れたマンゴーの実を食べるのってなんだかわくわくしますね。ほんとうに南国らしいです。 次に見せて頂いたのはアルミニウムの塊(インゴット)です。各々の学生が手に持ってみて重さを確かめています。学生からは「おもーい」との声があがっていました。これが溶かされて製品に変わっていきます。 こちらのるつぼでアルミニウムのインゴットが溶かされて、ロボットアームで次の機械に注がれています。離れて見ているのですが、ここからでも熱さが伝わってきます。人の手が介在しないのは安全性が高いのではないでしょうか。 この扉の向こうでドロドロに溶けたアルミニウムから部品が整形されています。ガラス窓からでも熱気が伝わってきますが、見たことのない光景なので、皆さん興味津々で覗き込んでいます。 次のエリアは、鉄板の加工です。こちらはロボットが自動的に鉄板を加工していきます。ロボットが自動的に一枚の板から複雑な形を整形して(NCスピニング加工)いくのは、面白くてみんな真剣に見ています。こちらはロボットでやっている作業をフィリピン人の職人さんが手作業で行っています。実際には、こちらの職人さんの動きをロボットで作業させているのでしょう。部品の数や大きさなどでロボット、人のどちらを使うかを選択しているとのこと。セブの工場で働く人は女性が多いのですが、このエリアは力作業が多く、全員男性の方が作業されていました。みなさん手製の道具を作って作業されていて、職人さんと言う感じです。全てロボットに置き換えるのではなく、職人技を残して少量多品種に備える、というのも工場生産の面白いところなのではないでしょうか。かつては日本の各地で行われていたことが、ここセブで行われているのも興味深いところです。作業エリアはここまでで、おおよそ1時間ほどの工場見学でした。学生の考え方や人を捉える目が開始時からは変わっているように見えました。 こちらは工場内の従業員用の食堂です。現地の方が食べるご飯が並んでいますが、おいしいので日本の従業員の方もたまに食べているとのこと。こういうところでも社員の交流が進むのでしょうね。 学生は日本で売っている乳製品を見つけて親近感がわいたようで、食堂で購入してみて、工場見学の終わりにプチ乾杯しています。 海外赴任者・現地従業員の方との交流工場見学を終えて、質問コーナーです。工場見学や工場の中に入ったことが無い学生がほとんどで、質問だらけの交流になりました。例えば、現地従業員の働き方、暮らし、クリスマスパーティーや、日本とのやり取り、トラブル発生時の対応など、海外ならではの問題などもあり、それらを乗り越えながら日本とセブとのやり取りを行っているとのこと。やはりコミュニケーションのなかでは、英語は大切、話のとっかかりには日本の歴史を知っておくことも大切とのこと。そしてなんでも食べる、と言うことも海外赴任では重要だそうです。 次は、現地従業員の方とのお話です。ここでは、英語で現地従業員の方の働き方や暮らしなどを聞いてみます。大学で習った英語が通用するだろうか、また見学時に疑問に思ったことなどが英語で聞けるだろうか、不安だった学生ですが、従業員の方の笑顔が不安を払しょくしてくれます。フィリピン人の英語力は非常に高く、単語だけでの質問などもちゃんと理解しようとしてくれます。時にはお互いがスマートフォンを使って、コミュニケーションを図っています。これが現代風のコミュニケーション術なのではないでしょうか。海外で働く、コミュニケーションをとると言うことは、英語だけではなく教養やコミュニケーションのバックグラウンドをしっかりと持ち、物怖じせず飛び込んでいくというのが重要なことを学んだと思います。 ランチパーティーコーワ様のご厚意でランチパーティーを開催して頂きました。社長様の掛け声のもと、ジュースで乾杯です。一緒に食事をすると、さらに心が打ち解けますね。コロナを機にリモートですることが増えましたが、働いている方と一緒に仕事や食事をして人と人との心が通じ合うのではないでしょうか。学生はこれまでに訪れた訪問先(ゴミ山やスラムなど)を現地の方に説明したり、写真で見せたりと、各々が作った今回のプロジェクトなども説明し、意見を聞きながらプロジェクトを完成させていきます。 最後はみんなで会社の前で記念写真です。今回の貴重な機会を与えてくださいました株式会社コーワ様、本当にありがとうございました。 工場見学を終えて(学生の感想を一部抜粋)- 日本人従業員、現地従業員の皆様がとても優しく、PCを使用した説明でもわかりやすく企業説明をしてくださってわかりやすく、とても感動しました。- 初めて工場の中に入り、どのように製品がどのように作られていくか、一つの製品を作り上げるのにも何人もの手を経て作られていくかが良くわかりました。- 現地での仕事内容を見て、日本との役割分担やコストの削減などを知る良い機会になりました。...

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順天堂大学セブフィールドスタディプログラム ヤマシンフィルタ セブ工場を訪問

順天堂大学 国際教養学部 セブフィールドスタディプログラムの工場見学をレポート順天堂大学国際教養学部が2年生以上を対象に新規の試みとしてセブを主体としたフィールドスタディプログラムを実施(実施期間:2023年9月10日~20日)。現地企業訪問や学生交流などを通して文化の違い、貧困、ジェンダー、保健医療に関する問題に取り組みました。ここでは日系企業であるヤマシンフィルタ株式会社のセブ工場を訪れた際のレポートをお送りします。順天堂大学国際教養学部セブフィールドスタディプログラムについて順天堂大学国際教養学部では、1年生時に4週間のセブ留学プログラムが用意されており、多数の学生が参加しているためセブに対して理解・経験を持つ学生が多いのですが、今回のフィールドスタディプログラムでは、留学と言う一方向でセブを捉えるのではなく、どのような生活を行っているか、貧困問題、ジェンダー、保健医療に関する問題に取り組み、アクションを起こす課題提起型プログラムで、初開催の今回は2~4年生までの8人の参加となりました。 今回訪問するヤマシンフィルタとはどんな会社?神奈川県横浜市に本社を置くヤマシンフィルタ株式会社。東証プライム(旧 東証一部)上場の会社ですが、聞いたことがある人は少ないのではないでしょうか。実は皆さんの生活に直結するものすごく重要な製品を作っている会社なのです。ここでフィルタと言えばなにが思い浮かびますか。電気・電子回路やITでも○○フィルタという用語を見かけますし、身近なところではコーヒーをドリップするフィルタでしょうか。ヤマシンフィルタが開発・製造・販売しているのは主に建設機械用の油圧フィルタで、世界トップシェアを誇っています。なので、彼らのフィルタ無しでは建設機械の大半が動かず、世の中の建設・土木作業が止まってしまう、そんな重要な役割を果たしている会社なのです。他の取り扱い製品や企業情報についてはこちらのヤマシンフィルタHPをご覧ください。https://www.yamashin-filter.co.jp/ではなぜセブなのでしょうか?日本の会社なので日本で製品を作っているのでは?と思う方もいると思いますが、実は早く(1989年)からグローバル化を目指してセブに進出し、今ではセブ工場の生産数が一番大きく、人数も一番多いとのことです。 工場の場所工場があるのは、セブ島の隣のマクタン島内の経済特区エリア。通常セブと言われて思い浮かぶ場所は実はマクタン島にあり、高級リゾートホテルなども周りにあるので、こんな所に経済特区が存在しているのか?と思ってしまいますが、近隣にマクタン・セブ国際空港があるのと、国際的な港があるので工場の立地としては非常に便利な場所になります。このエリアにはプラモデルで有名な田宮模型を含め日本企業がなんと数十社も進出しています。 工場見学に出発ホテルから学生8名、教員2名と私の総勢11名が車に乗り込みヤマシンフィルタ セブ工場(以下、ヤマシンセブ)に出発!ホテルから工場まで約40分の道のり、数年前は渋滞がひどかった印象ですが、主要道路が整備されているのとマクタンとセブを接続する3本目の橋も完成し、随分と渋滞も減った様子ですね。車に揺られながら橋の下を見ていると先日の見学先である水上スラムが見えました。この橋を越えるとすぐにヤマシンセブのある経済特区に到着です。 到着~会社説明いよいよマクタンの経済特区MEPZ(Mactan Export Processing Zone)に到着。こちらは経済特区のゲート。ここからすぐのところにヤマシンセブがあります。ヤマシンセブに到着しました。代表の加々美さんはじめ皆さんが待っていてくれました! なんと、工場の入り口にはウェルカムメッセージが!うれしいですね。全員が会議室に入ったところで、早速、代表の加々美さんから会社や環境の説明をして頂きました。加々美さんのユーモアも交えながらの説明の中で、何を作ってどのような取引があるのか、会社としてSDGsに対してどのような取り組みを行っているかなど、今回のフィールドスタディプログラムにマッチするようなことも説明して頂き、緊張していた学生もどんどん話に引き込まれています。ここで学生がびっくりする説明がありました。なんと従業員数525名に対し女性比率は70%、平均年齢は30歳!日本の一般的な工場では考えられない比率です。会議室なのであまり学生はピンときていませんが、後々実感することになります。 工場見学 この工場にいる日本人従業員は3名とのことで、どのように500人を超える現地従業員の方と働いているか、学生は興味津々です。YAMASHINの帽子をかぶって工場見学に出発です。みんなで帽子をかぶると気持ちも一体になってなんだかチームみたいになりますね。 工場は何棟かに分かれているのですが、まずは様々なオペレーションを行っているオフィスから紹介してもらいましたが、働いている方のほとんどが女性。会社説明でも話があった70%が女性とのことをここでも認識。管理職も女性の方が多いです。フィリピンではこのような職場が多いのですが、日本の環境とだいぶ違うので学生は興味津々で質問をしています。 次にフィルタを製造している現場に移動です。フィルタろ材がロールに巻き取られているところから、紙を貼り付けたり、ギザギザに折り曲げたりして厚みのあるフィルタに整形します。機械化されている部分と手作業の部分がありますが、セブ工場では人の作業が多めとのこと。自動化と手作業の割合を調整しながら製品を作る、と言うのも重要なところなのでしょうね。 工場では物を運ぶのは男性が多いようですが、作業している人は女性が多いです。フィリピンは女性が頑張る国なのですね。中には溶接をしている女性の姿も見られました。皆さん笑顔で明るいのがこの工場の特徴です。 こちらはKaizenの掲示板です。Kaizenは日本語の「改善」です。この言葉は世界の製造業の共通語となっていて、製造、品質、環境などからどの部分が効率化できるか、働いている方からの提案などを掲示してカイゼンを行うそうです。学生は当然初めて見るものですが、日本語がこのような形で浸透しているのは彼らにとっては新鮮なのではないでしょうか。工場見学は次の棟に移動します。こちらの棟はフィルタを収めるケースを作ったり、実際にフィルタをケースに収め製品化をしている棟です。こちらは巻き取られていた鉄板からフィルタのケースを作る工程です。鉄板が延ばされてフィルタ用の穴が開けられます。 ここでは、フィルタをケースに入れて製品化する作業を行っています。このケースは別の海外工場から運ばれてきているとのこと。色々な国と連携して製品を作るんですね。こちらは簡易フィルタを製造している現場です。出来上がったフィルタはこのような感じになります。次は出荷棟に移動します。イメージで言うと一般的な体育館の数倍!たくさんの製品が出荷を待っています。航空貨物を使用したり、船便を利用できるのが、この経済特区の特徴でもあります。船便の荷物を運ぶ40フィートコンテナ(約12m)がたくさん並んでいます。船便の場合、海が荒れてしまうと出荷が遅れたりするので天気予報が気になるとのこと。無事に出荷されると良いですね。ここまでで、フィルタの元になるろ材からフィルタを作り、フィルタケースに収め製品完成、そして梱包、出荷までの一連の流れを見ることができました。 現地従業員の方との交流約1時間の工場見学を終えて、ミーティングルームに戻ってきました。次は加々美さんに加えて現地従業員の方との交流です。ここでは英語での質疑応答です。学生は緊張しているせいかなかなか質問が出ない状況ですが、そんな中でも現地従業員の方々は一生懸命質問を引き出そうとしてくれます。 この方は日本語で挨拶してくれました。日本で勉強したわけではなく、フィリピンで勉強したとのこと。もちろん英語にも堪能です。同じような年齢の方を選んでくださっているのですが、学生は圧倒されそうです。がんばれ! 加々美さんや現地従業員の方のサポートもあり、みんなだんだんと話せるようになりました。学生は個々の課題テーマを持ってこのプログラムに参加しているので、企業の環境問題や雇用、水質問題だけではなく、工場以外のSDGsの質問、例えば食生活の質問などをしていましたが、それにも優しく答えてくれていました。 最後に今回の工場見学のメンバー全員で記念撮影です。もうみんな気持ちも打ち解けあって楽しそうな感じですね。 ランチパーティー工場見学の締めくくりは用意してくださったランチパーティーです。従業員の方々と学生は交互に座りどんどん仲良くなっていきます!大勢の前で英語を使って話すのは少し恥ずかしかったかもしれませんが、同じような年齢での会話は国境を越えてしまいますね。終了時間になっても席を離れたくない学生ばかり。本当に良い工場見学でした。ヤマシンフィルタ様、本当にありがとうございました。 工場見学を終えて(学生の感想)- めったに見られない工場見学が経験できたので良かったです。事務室では女性しかいないことに衝撃を受けました。その後のランチ交流会も非常に良かったです。 - 日本人の視点から、実際に住んだ感想やフィリピンの方の特徴が聞けてよかったです。このような機会がなければ絶対に見られないような工場設備や女性が重要職で働く姿などが見られてとても興味深かったです。ランチの際の交流もとても楽しかったです。 - 従業員の組織図のようなものが表に掲示されていることに驚きました。またマネージャーなどの上の役職はほとんどが女性であり、男性は主に力仕事を任されていることがわかりました。 - 会社の概要やSDGsへの取り組みを伺い、実際にどのような人がどのような役割を担っているのか自分の目で見て学ぶことができました。さらに、従業員の方々と質問をしあったり、お話しする時間もあり、大変充実していました。 - 工場は男性が多く働いているイメージだったので、非常に驚きました。特に、管理職はほとんどが女性の方で衝撃を受けました。 - ランチタイムの際にヤマシンフィルタで働いていることは幸せかと質問しました。ここで働いていることは幸せであるという答えをいただきました。現地の人にとって、ヤマシンフィルタの存在が雇用の提供となっているだけでなく、やりがいのある仕事として重宝されているということを感じ取ることができました。セブ フィールドスタディプログラム弊社はセブでの留学を通して、フィールドスタディプログラムのご提供を行っております。セブ フィールドスタディに関しての質問はこちらまで...

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セブに行ったつもりでオンライン

コロナ禍のため、海外留学が難しくなっております。セブ留学も同様ですが、セブの先生たちは元気です!セブの先生とオンライン英会話をやってみませんか?セブ留学で定評のあるFirstEnglishよりTOEICマスターオンラインが誕生しました。こちら限定100名生徒募集中です!詳しくは僚誌"Cheer up! English"の記事で ...

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