寝ても覚めても英語漬け! First English Global College密着24時
塾経営のノウハウを生かした手厚いケアと 効率的なカリキュラムで確実な英語力アップを
First English Global Collegeは、フィリピンのマクタン島のリゾートエリアの中でも、閑静なエリアに位置し、落ち着いて勉強ができる環境が特徴です。今回は、旅する編集者 MAHO TAKAISHI(TOEICスコア800点台)がFirst English Global Collegeに1日体験入学をして、朝起きてから寝るまで、どんな1日を過ごすことができるのかリポートしていきます。
旅する編集者 MAHO TAKAISHI
デジタルノマドのライフスタイルを提案するウェブマガジンDear B(http://english.cheerup.jp/dearb),の主宰。自身も世界を旅しながらウェブマガジンを運営するというデジタルノマドなライフスタイルを実践している。アメリカに1年留学経験あり。TOEIC800点代。
6:00 起床
〜朝食に胸を膨らませ飛び起きる朝〜
おはようございます。First English Global Collegeでの朝です。今回は2人部屋にステイしています。こちらの学校は気持ちの良いブランケットが用意されていて、ベッドも柔らかく安眠できました。私はクーラーが苦手なので、クーラーとファン両方ついている部屋なのもうれしいです。
ひとりひとりに学習机があり、カラフルな椅子もかわいいですね。
ドミトリーには珍しく、トイレとシャワーが別になっています。これなら急いでいる朝に、ルームメイトとどちらがバスルームを使うか揉めることもない…?
こちらは到着日にもらえるウエルカムセット。内容は、お水、トイレットペーパー、コップ、ノート、単語帳、クリアファイル、初日の分のシャンプー&リンス、石けんです。こういう気遣いは嬉しいですよね。
ノートと単語帳が配られるのは、母体が塾経営のFirst English Global Collegeならではですね。
7:00 朝食
〜物足りないなんてことは絶対ありません〜
さてFirst English Global Collegeはごはんがおいしいと聞いていたので、この時間をとても楽しみにしていました。ジャジャーン
これはランチ? と見間違うほどの豪華な朝食。この日はチャーハンとキャベツサラダ、デザートのスイカです。味も日本で食べ慣れているあのチャーハンと見事に一緒です。普段、ライスとスープはおかわりし放題とのことなので、食いしん坊さんも安心ですね。日本食が基本ですが、火曜日のみフィリピン料理が提供されるとのこと。
たらふく食べて、腹ごしらえをしたら、授業へ向かいます。
今日の時間割はこんな感じです
1時間目 発音矯正(マンツーマン)
2時間目 瞬間翻訳(マンツーマン)
3時間目 シチュエーション別実践英会話(グループ)
4時間目 プレゼンテーションレッスン(グループ)
5時間目 ディベート(グループ)
6時間目 Listening/Speaking (グループ)
7時間目 イディオム強化クラス (マンツーマン)
クリスマスシーズンということもあって教室へと向かう通路も、教室も、学校中がクリスマスの飾りつけ。全て、ティーチャー達の手作りだそうです。
校内のツリーも手作り。フィリピン人のDIY力には脱帽です。
8:00 朝礼
〜I was born ready yeah!〜
授業開始直前には、先生と生徒の朝礼があります。First English Global Collegeはこの朝礼でお決まりのかけ声と振りがあって、
”Are you ready(準備はいい?)”
と先生が聞くと、生徒たちは
“I was born ready(準備なんて生まれた時からできてる)”
と大きな声で答えます。この時、声が小さかったり、元気がないと何度も繰り返すことになりますので、みなさんできるだけ大きな声で、振りつきで答えます。
こういった朝礼があることで、1日の授業に気合いが入りますね。私は皆さんの大きな声で、一気に目がシャキっと覚めました。
1時間目 発音矯正 (8:00-8:50)
Reyn先生
1時間目は発音矯正のクラス。First English Global Collegeでは、アメリカ英語の発音を基本としています。発音のクラスはできるようになるまで何度も発音を繰り返させるというなかなかスパルタな内容です。
私は、”T”の発音の種類について。chocolate(チョコレート)やInternet(インターネット)など、最後の”T”をはっきり発音しない黙字について、先生と発音を繰り返していきました。また、単語を発音する際、どの部分を強調するかなどをティーチャーが丁寧に教えてくれます。
First English Global Collegeは他校に比べてティーチャーの発音が良いように感じました。特にアメリカ資本のコールセンターなどの経験のあるティーチャーはとても発音がきれいでした。
発音スパルタ度 ★★★
アメリカ人の発音に近づいた気がする度 ★★★
発音についての理解が深まる度 ★★★
2時間目 瞬間翻訳(9:00-9:50)
Jel先生
瞬間翻訳の授業は、文字通り日本語文を瞬時に英語に翻訳していく授業です。生徒は日本語の書かれた紙を、ティーチャーは英語の書かれた紙を持ち、上から順番に翻訳をして行きます。
各授業には文法のテーマがあり、私は従属接続詞使った翻訳でした。
例文にはこんなものがありました。
○日本語
明日晴れたら、彼らはサッカーをするつもりだ
●英語
If it will sunny tomorrow, they will play soccer.
○日本語
彼女がシャワーを浴びている間、電話が鳴っていた
●英語
The phone was ringing while she was taking shower.
瞬間翻訳の授業では、生徒が解答を答えるまでの時間、文法が正しい否か、発音が正しいか、語彙力があるかをティーチャーにチェックされます。
答えが完璧だった時の快感といったら…。何問も解いているうちに、クイズのような気がしてすっかりこのトレーニングにハマってしまいました。
クイズ感覚度 ★★★
正解が快感になる度 ★★★
頭の中で英文がスラスラつくれるようになれちゃう度 ★★★
3時間目 シチュエーション別実践英会話(10:00-10:50)
シチュエーション別実践英会話はグループで授業が行われます。グループ教室も科目によってありますが、このクラスはラウンジのテーブルで行われました。
Jan Lei先生
シチュエーション別実践英会話では、レストランの予約のとり方や注文の仕方など、実際英語を使うシチュエーションを想定したやり取りを英語でデモンストレーションしていきます。レストランの予約のとり方の回では、実際に予約をとる練習をすることもあるとか…。
今回の授業のシチュエーションは「占い」。
4人の生徒が、ふたりずつパートナーになって、片方が占い師、もう片方が占いを訪れた人という設定で、手相を読むふりをしたり、真剣に相談ごとをしたりそれぞれが役割になりきります。
今持ち合わせている語彙で、ある特定の職業になりきるというのは、簡単ではありませんでしたが、どのような言い回しをするかシチュエーションを想像して喋る訓練になりました。Jan Lei先生は明るくユーモアにあふれた先生で、終始笑いが絶えずとても楽しいクラスでした。
すぐに使える英会話が身につく度 ★★★
授業の盛り上がり度 ★★★
なりきり力が大事度 ★★★
4時間目 プレゼンテーション レッスン(11:00-11:50)
Lexie先生
プレゼンテーションレッスンのクラスは、グループでひとつのトピックに関してそれぞれがプレゼンテーションを行います。
この授業では、やつれた医者の姿をした貯金箱にお金が投入されているチャートを見て、それぞれがこのチャートから読み取れることをプレゼンテーションしていきました。
グループ授業の3人のうち、ひとりの生徒さんは、「医者は長時間労働で、大変な仕事だから、それなりの対価をもらう必要がある」ということを揶揄するチャートであるとプレゼンテーションをしており、なるほどと頷いてしまいました。
その後は、「医者は高給をもらうに値する職業か否か?」 「医者はお金の払えない重病人を助けるべきか見捨てるべきか」などを議論しました。
この授業はなかなか難易度が高め。もちろんプレゼン前には、ラフ原稿をつくる(といってもそのまま読み上げてはいけません)時間が与えられ、辞書を使うことも可能ですが、ある程度の語彙と文章の構成力は必要になってきます。
しかし何度も繰り返していくうちに英語力だけでなく、読み取り、まとめる力がつくと確信しました。
度胸がつく度 ★★★
授業の集中必要度 ★★★
英語の長文がつくれるようになる度 ★★★
12:00 昼食
〜お腹が満たされたら昼寝をしよう〜
昼食はキュウリのサラダと、豚の甘辛煮、そしてスープ、そして白いご飯でした。お皿にはこれからご飯をもりつけます。
これもかなりレベルが高いです。キュウリのサラダにはマヨネーズに味噌が和えてあることに驚きました! 居酒屋の味です(笑)。
First English Global Collegeのシェフは、定期的にセブの日本食屋を訪れ、日本食の研究会をしているそう。もともと、日本食屋での調理経験がある方もおり、食事のおいしさはお墨付きです。
サラダバーやピクルスバーもあります。
First English Global Collegeはお昼休みが1時間半あり、他校と比べると30分ほど長いです。なぜ長いか伺ってみると、昼食の後は眠くなりやすく集中することが困難なため、昼食の後の昼寝を奨励しているからだそうです。
食後の昼寝は気持ちが良く、午後の授業もすっきり集中することができそうですよね。
そんな中、私は学校内を散歩してみました。
先ほどグループレッスンを行ったラウンジの向かいには、売店があり、スナック菓子やカップラーメン、飲料が売られています。ちなみに、First English Global Collegeは、全授業終了後の飲酒はOK。
売店前に置かれていた洗濯物。こちらは、週に3度のランドリーサービス。バスケットに洗濯して欲しい服や下着、タオルなどを入れておくと、当日から2日のうちにランドリースタッフが洗濯物を洗ってきれいに仕上げてくれます。
そしてこちらは、キッズ用のプレイルーム。3歳以下の子供にはベビーシッターサービスがあり、プレイルームで1日を過ごします。
3歳以上のお子様にはこちらのキッズ用のクラス。First English Global Collegeのマンツーマンクラスはキッズクラスのみ個室で行われます。
外には、藁葺き屋根の休憩所や
バスケットコートがあります。ランチタイムや、授業後にここで汗を流すのもいいですね。
足りない物があれば、オリエンテーションの日に学校から車でガイサノモールという大きなショッピングセンターに連れていってもらえるので、そこで買い足せばOK!! 日用品、食料品、衣類、家電、なんでもそろいます。
5時間目 ディベート (13:30-13:50)
Joan先生
さて午後一発目は、ディベートのクラスです。ディベートのクラスでは、ある特定のトピックについての文章を読み、その文章のステイトメント(主張)に対して、賛成か反対か立場を定め、賛成vs反対でディベートをしていきます。今回のグループレッスンは私を含め3人。授業は静かで真剣な雰囲気です。
今回私達が取り組んだのは、「リアリティー番組は子供にとって有害である」というステイトメントの文章で、私は賛成側にたちました。まずなぜ賛成なのか、反対なのかという意見を述べた後、自分の対立意見の人とディベートを行います。私以外のふたりは反対でしたが、彼らの意見にも納得してしまい、なかなか反論するのが難しい…。
先生に、ディベートなのだから反対意見には同調するのではなく、その意見を覆す努力をしないさいと注意されてしまいました。(笑)。日本人はこのディベートに慣れていないというのもあり、英語以外の意味でもなかなか難易度の高い授業だと思いました。
日本人の同調文化を一度捨てなきゃ度 ★★★
弁がたつが大事度 ★★★
これは真剣勝負度 ★★★
6時間目 Listening/Speaking (14:30-14:20)
Juvelyn先生
Listening &Speakingのクラスは、普段はVoice Of America(VOA)という、1,500語の語彙の中で構成されるニュースサイトの記事を教材に使うクラスなのですが、このクラスの男性が既にそのカリキュラムを終えてしまったということで、今回は世界中のプロフェッショナル達が特定のトピックに関してプレゼンテーションをするTEDが教材として使用されました。
TEDの”8 secret of success(成功の8つの秘密)”というプレゼンテーションを読み、この8つの秘密のうち自分が共感するものを3つあげ、これについて自分の意見を5分間でまとめます。またまとめた原稿を持って、前にたち5分程度スピーチをします。
5分間のスピーチって意外と長いのです。これを5分間で書き上げるというのはなかなか至難の業。自分の意見に対する迷いを持つ時間はありません。
この授業は長い文章を読んで理解する力、と同時にプレゼンテーションやディベートと同様、自分の意見を短時間で英語にまとめる力がつく授業でした。
Juvelyn先生の英語の発音は、今回私が教わったティーチャーの中で最も美しい発音でした。
生徒の真剣度 ★★★
時間内に全力疾走度 ★★★
前に立って発表とか学生時代を思い出す度 ★★★
7時間目 イディオム強化クラス (15:30-14:20)
Myra先生
さて、本日最後の授業はイディオム強化のクラスです。今回は”Time(時間)”に関するイディオムがトピック。以下のようなものがありました。
Only time will tell(時のみぞ知る)
A whale of a time (楽しい時間)
In the nick of time (間一髪で)
まず先生と一緒に意味を確認して、理解した後にそのイディオムを使って文章を作り、さらなる理解を深めてイディオム量を増やしていきます。
Myra先生は明るく楽しいティーチャーで、友人と楽しく会話をしているようなカジュアルな雰囲気で授業を楽しむことができました。
Time heals all wounds(時が全ての傷を癒してくれる)という失恋イディオムを知らなかったことに、先生にびっくりされてしまいました。
イディオム多用でネイティブ気取り度 ★★★
先生のノリの良さ ★★★
習ったらすぐSNSで使ってみたい度 ★★★
さてこれで、全授業終了です。
生徒のみなさんは、16:30-17:20は1日の授業を復習する時間です。1日の復習をその日のうちに、先生と一緒に確認をしながらできるのはいいですよね。
17:00 卒業式
〜感極まって流す涙も!〜
この日は金曜日だったので、卒業式がありました。4人の卒業生のスピーチと卒業証書の授与、お別れムービーの鑑賞会がありました。卒業生スピーチの中では、感極まって泣いてしまう生徒さんも。それだけ、中身が濃く思い出深い日々だったということですね。私がアメリカ留学をしていた時の卒業式は、卒業証明書を渡されるだけの簡素なものだったので、こちらの生徒さんが羨ましい。
外ではズンバのレッスンが行われていました。1日机に向かって勉強した後に、体を動かして汗をかくとすっきりしますよね。夕飯もおいしく食べられるはず。
18:00 夕食
〜どこかなつかしのお母さんの味〜
夕食は、2色丼とナスの揚げ出し、ズッキーニのサラダ、スープでした。ナスの揚げ出しもそぼろごはんも、小さい頃お母さんが作ってくれたあの懐かしい味。ノスタルジーにひたってついついおかわりしたくなってしまいました。
19:00 クリスマスパーティー
〜1年の最大行事は赤! 気合いも違う〜
私が体験入学をした日はクリスマスホリデー前の金曜日。キリスト教のフィリピンでは、学校でクリスマスパーティーが開かれます。
さて、お待ちかねのクリスマスパーティーが始まりました。先生達は昼間のユニフォーム姿とは打って変わって、みんなグラマラスにドレスアップをしています。会場の食堂にはDJもスタンバイ。交換用のプレゼントも設置OK!
パーティーの目玉は、レチョンと呼ばれる豚の丸焼きです。実はこの豚さん、私が到着した時には庭の木につながれて、まだ生きておりました。フィリピン人はお祝いごとがあるとこの豚の丸焼きを食べるのは習わしだそうです。パーティーはチーム対抗戦でクリスマスソングを歌ったり、踊ったり楽しく夜はふけていきました。
さて、First English Global Collegeの1日体験もこれでおしまいです。
【まとめ】First English Global Collegeの特徴、いいところは…
- ひとりひとりへのケアが手厚い
- カリキュラムが日本人の弱点をカバーしている
- ディベートやプレゼンなど社会で役立つスキルが身に付く
- 食事のレベルが高い
- 親子留学も充実
First English Global College で24時間を過ごしてみて…
長年の塾経営のノウハウをカリキュラムに生かした学校というだけあって、ハイレベル&ハイクオリティーな授業が盛りだくさんでした。特にグループクラスのプレゼンテーション、ディベート、Listening & speakingのクラスは、英語の語彙と文法だけでは乗り切れない、英語で読んで、英語で考えて、英語で発言する力を鍛えるのに最適な授業で、各授業では一瞬たりと集中力をとぎらせることはできないというかなりエネルギーを必要とするクラスでした。
あらためて英語はツールであり、このツールを使ってどのように思考して伝えるかが重要だということに気づかされました。
ティーチャー達はフレンドリーな人が多く、それでいてプロフェッショナル。また、バディティーチャーという担任の先生がひとりひとりにつくのも、入学時には安心ですよね。今回は、体験授業なので受けませんでしたが1日の最後には、このバディティーチャーが1日の復習を一緒に行ってくれる時間があるというのも生徒ひとりひとりに手厚いFirst English Global Collegeの特徴だと思います。
その他、瞬間翻訳や発音矯正、授業とは別に毎週テストが行われている単語マラソンは日本人の弱点にフォーカスし、そこをリカバーするために作られたカリキュラムで、効率良く勉強ができます。
また食事がおいしいというのも、毎日生活をする生徒からしたら大事な要素のひとつですよね。3食いただいて、「ん? ちょっとこれは違うかも」という料理はひとつもありませんでした。
「付け焼き刃ではなく本物の英語力を身につけたい」「食事も生活面も日系クオリティーで安心できる学校がいい」という両者の人のニーズを満たした学校だと思います。